あいさつ

 日本の高等学校教育において「福祉」が芽生え始めたのは、「平成」という新たな年号が世に示される2~3年ほど前のことでした。その後「平成」のスタートと共に、高等学校における「福祉」教育は、全国で次々と産声を上げてきました。それからわずか四半世紀ほどの間に、想像を超える勢いで日本の高齢化は進み、今日では「福祉」「介護」という言葉を日常生活で耳にしない日が無いほどとなりました。「福祉」教育の重要性は、まるで高齢化に比例するかのように肩を並べてその重みを増してきています。

 全国の高等学校で「福祉」を学ぶ多くの生徒達は、これからの高齢化を陰で支えてくれる貴重で力強い人材そのものとなります。彼ら個々の学びのスタイルは幾つかに分かれ違いもありますが、「福祉」を学ぶという根本的な意識と姿勢は、何ら変わるところはありません。彼らの学びに一つの指針を設けることは、より大きな意識の高揚と確かなスキルアップにつながり、ひいては、より多くの優れた人材育成につながるものと考えます。

 「社会福祉・介護福祉検定」は、まさに彼らの学びの指針として、平成27年度には3級と4級を設け、28年度・29年度は2級・3級・4級、そして平成30年度よりは1級・2級・3級・4級と体系が整えられ、令和元年度はスタート以来5年目を迎え、進化・発展が続いております。各高等学校におかれましては、本検定の意義・目的を充分ご理解いただき、「福祉」を学ぶより多くの生徒たちへご推奨していただければ幸いです。